人間とウェブの未来

「ウェブの歴史は人類の歴史の繰り返し」という観点から色々勉強しています。

お知らせ

エンジニアや研究者からマネージャーや経営者になる時の不安について

自分は元々とにかく技術志向のエンジニアであり研究者であった。とにかくコードを書いたり論文を書いたりすることが生き甲斐であった。 そんな自分が数年前に色々考えた結果、マネージャーや経営者の道を志すようになったのだが、その際によく聞かれることが…

論文のrejectという希望

ここ2、3年で目標としていた、IEEE Computer SocietyのFlagship Conferenceの一つとされているCOMPSAC 2020のメインシンポジウムに、ファーストオーサの論文がフルペーパーで採録されました。 送られてきたメールによると、今回のメインシンポジウムのフルペ…

GMOペパボ株式会社を退職しました

本日、2018年9月28日が最終出社日でした。正式には10月末をもって、チーフエンジニアとして務めたGMOペパボ株式会社、また、主席研究員として務めたペパボ研究所を退職します。 現職には2015年4月に入社後、実際には入社前から関わりがあったため、それも含…

ngx_mruby v2のHTTPクライアントをv1よりも最大90倍高速にした

写真のような感じでRubyKaigi2018で登壇し、RubyKaigiを経て、ようやくngx_mrubyのv2をリリースしました。基本的にv1と互換性がありますので、今後はv2を開発していくことになります。 github.com ngx_mruby v2の目玉機能としては、Rubyスクリプトからノンブ…

ngx_mruby v1.20.0で動的listener設定をサポートしました

タイトルの通り、ngx_mrubyのhttpモジュールとstreamモジュール両方で、mrubyによる動的Listener設定をサポートしました。 動的Listenerとは、nginxのlistenの設定をmrubyで書いて、起動時に動的に設定を読み込めるようにできる機能です。以下の例を見た方が…

1月から5月の技術関連の登壇資料まとめと振り返り

1月から上期がはじまり、昨年は出産関連などで9月を最後にあまり登壇できていなかったので、今年は頑張るぞ〜と意気込んでいたわけですが、怒涛のように登壇依頼がやってきて、やばいこれはきついぞ!と思いながらもなんとか一段落するところまでやり切れた…

ペパボ福岡の技術的強みと働くメリット

について、先日イベントで講演してきました。 ちょうど自分自身、福岡にきて1年程度で、講演時に福岡出身の方に手を上げていただくとほぼ9割以上が福岡、または、九州の方だったので、いきなり自分が福岡の良さを語って良いのかピンチに陥りましたが、なんと…

ngx_mrubyがHomebrewで超簡単にインストールできるようになった

タイトルの通りなのですが、つい先日Homebrewでngx_mrubyがインストールできるようになりました。

ngx_mrubyがnginxのTCPロードバランシング機能に対応しました

nginxのv1.9あたりからOSS版でも使えるTCPロードバランシング機能をmrubyでプログラマブルに制御できるようにngx_mrubyでもサポートしました。 github.com これで、HTTPやHTTP/2だけでなくTCPのロードバランシングでもmrubyによって通信をプログラマブルに制…

HTTP/2とmrubyの可能性についてお話してきた

福岡の博多で開催されたHacker Tackleという技術イベントで、「HTTP/1.xとHTTP/2が混在する時代のウェブサイト設計とmruby in HTTP serverの可能性」というタイトルでお話をしてきました。

Dockerエキスパート養成読本の献本を頂きました

Dockerエキスパート養成読本という素晴らしい本を縁があって @takipone さんから献本を頂きました。何が素晴らしいかというのを以下に述べていきます。 Amazon.co.jp: Dockerエキスパート養成読本[活用の基礎と実践ノウハウ満載!] (Software Design plus…

mod_process_securityを任意のhandlerで権限分離できるようにした

Apacheのコンテンツ処理をスレッド単位で権限分離するセキュリティモジュールのmod_process_securityですが、これまでは基本的に拡張子で権限分離を行うかどうかを判定していました。

Trusterd HTTP/2 Webサーバにリバースプロキシ機能を実装しました

タイトルの通り、trusterdにリバースプロキシ機能を実装しました。 trusterd/trusterd trusterd/trusterd · GitHub これで、フロントをHTTP/2で受けつつ、バックエンドに既存のHTTP/1.xサーバを置いてリバースプロキシすることで、HTTP/1.xのコンテンツを活…

楽しもうOSS開発 - mrubyで学んだ貢献の流儀と情熱

というタイトルでWEB+DB PRESS Vol.85に寄稿しました。発売日は2月24日です。Amazonでは予約もできます。 タイトル的には非常に恐縮で、僕がこんな記事を書いてしまって良いのか不安でしたが、編集者と査読者の方々の支えもあって無事書きあげる事ができまし…

Trusterd HTTP/2 Webサーバのmrubyによる設定と機能拡張について

trusterd HTTP/2 Web Serverは、設定や機能の拡張をRuby(mruby)で容易に実装できるという特徴を持つミドルウェアです。 また、別のアプリケーションにtrusterdのサーバ機能やクライアント機能を組み込めるという特徴も持っていますが、これについては以前…

独自でngx_mrubyのDockerイメージを作る方法

随分前にngx_mrubyをDocker対応していたのですが、最近になってより使いやすくなったので、ngx_mrubyをDockerで使う方法を簡単に紹介します。

ngx_mrubyのDockerイメージがONBUILDをサポートしました

nagachikaさんの提案で、ngx_mrubyの本家Dockerイメージ(matsumotory/ngx-mruby)において、設定ファイルやコンテンツの読み込みをONBUILD化しました。

Trusterd HTTP/2 WebサーバのTLS接続時の性能を改善

もはやHTTP/2リファレンス実装であるHTTP/2のCライブラリnghttp2の作者であるtatsuhiro_tさんが素晴らしいベンチマーク結果を公開されました。 その中で以下のように、あまりにもH2Oやnghttpdと比べてtrusterdのTLS利用時の性能が遅かったため改善しました。…

2015年の抱負 - 福岡で過去最高のエンジニア生活がはじまる

2014年の振り返りを簡単に書いたので、2015年の抱負なるものを書こうと思います。

nginxのworkerプロセス初期化・exit時にRubyスクリプトを実行できる機能をngx_mrubyに追加

タイトルそのままなのですが、nginxのworkerプロセスの初期化・exit時にRubyスクリプトを実行出来る機能をngx_mrubyに追加しました。 matsumoto-r/ngx_mruby matsumoto-r/ngx_mruby · GitHub

研究者と技術者の狭間で感じた事 - 情熱が自分を変える

吉報は突然届くもので、本日、情報処理学会の山下記念研究賞の受賞が決定しました。

RubyKaigi2014でmod_mrubyやngx_mrubyとその応用について発表して、就職も決まりました

RubyKaigi 2014でmod_mrubyやngx_mrubyとその応用について話してきました。 この写真はhsbtさんに撮っていただいた写真で、その他RubyKaigi中のグレートな写真を沢山撮影されていました。 hsbtさんに感謝します。

RubyKaigi 2014でmod_mrubyを作った経緯やその後の応用について発表します #rubykaigi

RubyKaigi2014に出してみたCFPが無事採択されたので、スピーカーとして30分程喋る予定です。是非聞いて頂けるとうれしいです。RubyKaigi2014のスケジュールも既に公開されており、僕は9月19日のCoffee Break後の15:30からホールAで発表します。

ブログ移行しました

「人間とウェブの未来」というwordpressで自分でホストしていたブログをこちらのはてなブログに移行しました。 今後はこちらにブログを書いていこうかと思います。元ブログ自体は残しておく予定(staticファイルにしてしまう)です。 これからも「人間とウェ…