人間とウェブの未来

「ウェブの歴史は人類の歴史の繰り返し」という観点から色々勉強しています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

mod_process_securityを任意のhandlerで権限分離できるようにした

Apacheのコンテンツ処理をスレッド単位で権限分離するセキュリティモジュールのmod_process_securityですが、これまでは基本的に拡張子で権限分離を行うかどうかを判定していました。

ペパボの新卒研修の技術に関する座学で「座学とは」「インターネットとは」という話をした

ペパボでは現在2015年4月入社の新卒研修に取り組んでいます。 その中で、研修の一つとして全職種向けに技術的な内容で座学を行っているのですが、それの初日を僕も担当することになり、一連の座学を経て何を得て欲しいか、座学をする目的は何かという話と合…

MacOSX上でLinuxとWindowsとOSXで動くmrubyバイナリを簡単にクロスコンパイルできるmrbgem作った

ペパボ社内では、mrubyを使う機運が高まってきています。 誰よりも早い学習速度であっというまにmrubyを理解してしまったあんちぽさんや、CRubyだけでなくmrubyもマスターしてまさに真のRubyistになられたしばたさんと共に色々とmrubyの今後について議論して…

Rubyでabコマンドをプログラマブルに操作できるab-mrubyを業務で使ってみたけどまぁまぁ良かった

1年前ぐらいにab-mrubyという、Rubyでabコマンドをプログラマブルに操作・拡張できるツールを作っていたのですが、それを業務のとある環境で使ってみたところまぁまぁ良かったのでその使い方を紹介しようと思います。

Webオペレーションエンジニアのアウトプットと開発力

という話を、社内のインフラチーム向けにしました。

ファイルをrmしたがプロセスがファイルを掴んでいる場合にそのファイル内容を再度得るには

ど忘れしていたのでメモです。 LinuxでApacheのログローテート時に、プロセスをgracefulしたつもりが何らかの原因によりできていなくて、その後古いログファイルを圧縮して、いらなくなったその生ログファイルをrmしたつもりが、プロセスはそのログファイル…

特定条件下におけるngx_mrubyのメモリリークを改善してメモリ増加量を半分にした

4月からペパボで働いているわけですが、前々から噂できいていたメモリリークの問題について、ペパボではわりと大規模かつ高負荷な環境でngx_mrubyを使ってくれているのでその環境を見ながらメモリリークを改善してみました。

学生として、フリーランスエンジニアとして、1年間子育てをして思った事

3月26日で子供が生まれてちょうど1年になるわけですが、この1年間学生とフリーランスエンジニアをやりながら子育てをしてきました。保育園に預ける事はせず、本当に朝から晩までつきっきりの生活です。超寝不足でした。 で、4月からは福岡にあるGMOペパボと…

Trusterd HTTP/2 Webサーバにリバースプロキシ機能を実装しました

タイトルの通り、trusterdにリバースプロキシ機能を実装しました。 trusterd/trusterd trusterd/trusterd · GitHub これで、フロントをHTTP/2で受けつつ、バックエンドに既存のHTTP/1.xサーバを置いてリバースプロキシすることで、HTTP/1.xのコンテンツを活…

楽しもうOSS開発 - mrubyで学んだ貢献の流儀と情熱

というタイトルでWEB+DB PRESS Vol.85に寄稿しました。発売日は2月24日です。Amazonでは予約もできます。 タイトル的には非常に恐縮で、僕がこんな記事を書いてしまって良いのか不安でしたが、編集者と査読者の方々の支えもあって無事書きあげる事ができまし…

Trusterd HTTP/2 Webサーバのmrubyによる設定と機能拡張について

trusterd HTTP/2 Web Serverは、設定や機能の拡張をRuby(mruby)で容易に実装できるという特徴を持つミドルウェアです。 また、別のアプリケーションにtrusterdのサーバ機能やクライアント機能を組み込めるという特徴も持っていますが、これについては以前…

mrubyのモジュールmrbgemを開発した際に簡単にTravis CIを設定する方法

mrubyのモジュールであるmrbgemを開発した際に、どうせならtravisの設定をして、自動でビルドやテストのCIを実施したいと思います。ですが、なんとなく後まわしにして、結果設定をしないまま放置しているmrbgemがあります。 そこで今回は、大抵のmrbgem上で…

独自でngx_mrubyのDockerイメージを作る方法

随分前にngx_mrubyをDocker対応していたのですが、最近になってより使いやすくなったので、ngx_mrubyをDockerで使う方法を簡単に紹介します。

trusterdのHTTP/2クライアント機能をCアプリに組み込んでみよう

前回の記事では、trusterdのHTTP/2サーバ機能をCアプリに組み込む方法を紹介しました。 C言語のアプリにmruby経由でtrusterdのHTTP/2サーバ機能を5分で組み込む方法 - 人間とウェブの未来 C言語のアプリにmruby経由でtrusterdのHTTP/2サーバ機能を5分で組み…

ngx_mrubyのDockerイメージがONBUILDをサポートしました

nagachikaさんの提案で、ngx_mrubyの本家Dockerイメージ(matsumotory/ngx-mruby)において、設定ファイルやコンテンツの読み込みをONBUILD化しました。

C言語のアプリにmruby経由でtrusterdのHTTP/2サーバ機能を5分で組み込む方法

今日は僕が開発しているTrusterd HTTP/2 Webサーバの一つの特徴である、「HTTP/2機能のアプリ組込み」の方法を紹介したいと思います。 Cをちょっと書けるレベルの人でも5分でCアプリにHTTP/2機能を組み込んで、自分のHTTP/2サーバを実装できます。

ngx_mruby経由でtrusterdをnginxに組み込んでnginxの情報をHTTP/2で裏から取得してみた

trusterdはHTTP/2クライアントとサーバ両方の機能を持っており、それらの機能は全てモジュールとして取り外し可能な設計にしています。 そのため、HTTP/2クライアント・サーバ機能をmrubyモジュールとして取り外して、他のアプリケーションにmruby経由で組み…

Trusterd HTTP/2 Webサーバで複数のサーバを簡単に立ち上げる方法

Trusterdの設定はRubyでプログラマブルに定義することができます。 それを利用することにより、一つの設定ファイルで、例えば複数のサーバを様々なパラメータで起動させることも当然できます。 今回は、HTTP/2サーバのTLS有りと無しのサーバをそれぞれ一気に…

Trusterd HTTP/2 WebサーバのTLS接続時の性能を改善

もはやHTTP/2リファレンス実装であるHTTP/2のCライブラリnghttp2の作者であるtatsuhiro_tさんが素晴らしいベンチマーク結果を公開されました。 その中で以下のように、あまりにもH2Oやnghttpdと比べてtrusterdのTLS利用時の性能が遅かったため改善しました。…

オライリー・ジャパン Serverspec書評 - Serverspec及びSpecinfraの究極の目標とは

mizzyさんの執筆されたオライリー・ジャパンのServerspec本を頂きました。ありがとうございます。そして、執筆お疲れ様でした。 実際の発売日は2015年1月17日です。素晴らしい本ですので、是非ともご購入されてみてはと思います。 O'Reilly Japan - Serversp…

2015年の抱負 - 福岡で過去最高のエンジニア生活がはじまる

2014年の振り返りを簡単に書いたので、2015年の抱負なるものを書こうと思います。

2014年振り返り

今年は3月に子供が生まれたので、学問や研究・開発においてはほとんどやりたい事ができなかった一年でした。 でも、子供が0歳の間、父として世界で一番近くで長く接する事できたのは本当に良い経験で、この経験はきっと今後にもいきてくると思えます。 とい…